りっちぃの音楽ざんまい---------------◆ りっちぃの音楽ノート ◆
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あっ、みつかっちゃった。これからもよろしくm(__)m

SONATA ARCTICA LIVE IN NAGOYA & OSAKA
前置きです。。


SONATA ARCTICAのライヴを見てから早くも1週間。
今回は時間の都合がつくことと、UNIAへの思い入れの深さから2連戦(G N' Rも入れたら3連戦) を決意し、名古屋のチケットを買ったのはライヴ6日前

チケットの整理番号368には、 「え〜っ、こんな少ないの〜?!」とびっくり&がっくりしたものの、名古屋行きを決行し、 ”意外にも盛り上がった”UNIAツアー初日のライヴに満足し、翌日の大阪公演では燃え尽きて しまったりっちぃでありました。

今回のレポはいつもと趣向を変えて、名古屋のライヴを中心に大阪での様子もまじえながら(といっても時々混じってたりもしますが…)、レポしてみたいと思ってます。お暇な方はよかったら読んでやって下さいませ〜。

2007/7/28

SONATA ARCTICA LIVE IN NAGOYA & OSAKA

@Zepp Nagoya 2007/7/19 THU &@ なんば Hatch 2007/7/20 FRI

ステージ後方、バックドロップには満月を背に北極に立つ5匹の狼
彼らのHPの画像と同じだ。ステージ左右にはお立ち台。左側のお立ち台にはNEWロゴのAA、右側はOLDロゴのAA。
そして、月の真上には「SONATA ARCTICA」の新しいバンドロゴがくっきりと描かれている。

午後7時過ぎ。客電が落ち、ステージ上は薄青い夜の森のような照明に包まれる。物悲しいクラシカルなピアノ曲が流れる中、ステージ上手からトミー(Dr)がゆっくりと歩いて静かにドラムセットに着席。次にヘンカ(Key)が歩いてきて定位置に。ベースのマルコも現われ、ギターのエリアストニー(Vo)がステージ両脇からほぼ同時に入場。「前回とは全く違うオープニング」にこれからどうなるんだろう?とステージを見守るオーディエンス。ステージ中央に佇んだトニーが両手を広げ、うっとり目を閉じ、パントマイムで鍵盤を叩いている。と、突然ピアノのメロディが音を大きく外して止み、トニーの指が動きを止めた…!

「Ahh〜Nagoyaaaa!!!!」のトニー(Vo)の叫び声に続いて"IN BLACK AND WHITE"が演奏される。
このオープニングの静から動への鮮やかな転換には、「SONATAらしさ」が十分に発揮されていて、今でも強い印象を私の心に残している。

名古屋では1曲めが始まっても騒ぎ出す観客はそんなになかったが、大阪ではこの1曲目からステージに人が押し寄せ、もの凄い騒ぎになり、私も気合を入れ過ぎて2列目に陣取ってしまったので、体勢を維持するのが大変だった。

UNIAアルバムの展開そのままに、2曲目の"PAID IN FULL"へ。名古屋では間髪を入れず始まったが、大阪では2曲目の前に観客と「オイ!オイ!」の掛け合いがあり、曲の始まる前から盛り上がっていた。
歌い終わったトニー(Vo)が「アリガトウゴザイマス」と丁寧に挨拶するのは名古屋も大阪も同じだった。

"VICTORIA'S SECRET"が次に来たのはほぼ予想通り。トニー(Vo)は本当によく声も出ていて新加入(と書いてしまえ)のエリアス(G)もヤニ(G)のプレイをなぞるところはなそり、自分の色も出している。

名古屋で初めて見たエリアスは想像以上にカッコよく、まるで「金髪のヤニ」のようだ。
特に髪を片耳にかけると遠目では雰囲気がヤニに似ている。

"FOR THE SAKE OF REVENGE"の次は"8TH COMMANDMENT"。「8TH !」とトニー(Vo)が言い「COMANDMENT !」と大声で観客が応えたのは大阪でのライヴだった。

名古屋でのトニーは、観客が大人しかったせいか?、やたらいろんな表情をしてくれた。目を大きく見開いたり、舌を出したり、顔をしかめたり。前回来日時は全く表情の見えない場所からの観戦だったのでよくわからなかったが今回はよく見えて嬉しい。

大阪では、とにかくオーディエンスの「イキオイ」が凄いので、それにつき動かされるようにトニー(Vo)もステージを走り回っていた印象がある。

"8TH COMMANDMENT"で思いっきり盛り上がったあとは、「フィンランドでは有名な曲だよ。」と、"TALLULAH"が演奏される。大阪ではトニーヘンカの横で曲の出だしのキーボードを弾いていたりもした。
ハードな曲とはまた違う、トニー表現力豊かなヴォーカルに酔いしれる私達。手を頭上に上げて左右に振るしぐさをトニーが促すと観客の手も上がり、皆で手をゆらゆらと動かして、この曲を盛り上げた。

見ると、ヘンカもいつの間にか、ポータブルキーボードではないキーボードを叩いている。

次の曲は"FULLMOON"。左のお立ち台に移動し、足を投げ出して座るトニー。そのまま歌い出し、それから立ち上がりステージの中央へ戻ってくる。コーラスパートでは、トニーの「C' monn!!!」の掛け声の後、観客が「Runnaway ! Runnaway ! Runnaway !」と声を合わせる。一緒に歌えるパートが少ない彼らの曲の中では、この"FULLMOON"はずっと「ライヴの定番」として生き残っていくんだろうなと思う。前回来日時"FULLMOON"の前に演っていた"REPLICA"は姿を消していた。

"FULLMOON"で私が特に注目したのは、ヤニのパートをエリアスがどうプレイするか、だった。細かい箇所は違ってもヤニのプレイはきっちりと再現されていて、「う〜ん、すごい。」と思ってしまった。"FULLMOON"の演奏時は左お立ち台にエリアス、右お立ち台にヘンカが立ち演奏する箇所もあるが、ややとまどっていた名古屋公演に比べて大阪公演でのエリアスは、堂々としていたと思う。

女性の声のSEで始まる曲が流れてきた。「あっ!ニューアルバムの、なんてタイトルだっけ?」とすっかり忘れていたが、名古屋公演帰宅後、"CALEB"と判明。トミーのドラムスもとてもはっきりと分かり、心なしか楽しそうに演奏していた気もした。

盛り上がる処が少なそうな曲にあえて、「へヴぃな」アレンジや「ヘイ!ヘイ!」と観客をあおるなど、トニー(Vo)は常に観客を忘れない。曲中見えない女性とウィンナーワルツを踊るようにステップを踏むトニー。踊りはぎこちなくコミカルな感じだけど、大真面目でそれをやっているトニーの姿にはUNIAアルバムの曲をエンジョイしているんだなぁ〜と実感した。

名古屋公演ではマルコ(b)もヘンカ(key)もよく左に来てくれた。エリアスメンバー皆でサポートしている様子がひしひしと感じられた。

続く"BLACK SHEEP"は人気のある曲で、観客の拳も天をつきまくる。エリアスのギターソロの速さはすさまじく、ひょっとして「ヤニより速いかも?」と思わせるくらいだった。名古屋公演では、ここでやっと笑顔が出たエリアス
かなり緊張していたみたいだ。

またニューアルバムの曲、4か6か11。(しっかり覚えてない私…)激しいパートと静かなパートが混在するドラマティックなナンバーで、聴き応えも十分。曲中の宇宙的な音空間で、トニー(Vo)はくるくると回っている。何故かエリアスまでギターを肩まで水平に持ち上げ楽しそうにくるくると一緒に回っていた。なんかとってもユニークだった。
最後はトニーの「ドウモー」って声で終わった。大阪ではよく聞こえなかった…。
こんな難しい曲も再現する彼ら。「SONATAに再現できない曲はない?!」のだろうか。

"GRAVENIMAGE"の曲は、残念ながらSEで始まった。トニーの甘い声が会場中に響き渡る。うっとりしていたら、途中からヘヴィな展開になっていく。考えてみるとこの曲も静から動を合わせ持つ曲なんだよね。

ギターソロタイム。エリアスのプレイは、UNIAの曲"UNDER YOUR TREE"のメロディを下敷きに、徐々にメタリックにスリリングに展開していく。かなりの高速弾きでその技巧には思わず息をのんだ。

エリアス(G)のソロに続いてはヘンカ(Key)のソロに。ヘンカもエリアスに負けじ?と速弾きプレイで応酬する。2人のコンビネーションはしっくりきていて、プライヴェートでも「仲良し」である感じがした。私は今回2回見たわけだが、大阪の時には、実はヤニヘンカのソロタイムより、出来がよかった気がして、「SONATAの音楽」の為には、エリアスヘンカのコンビネーションの方がいいのかな、とちょっと複雑な気になった。

「オーオーオー…!!」の地鳴りのような叫びで"SAN SEBASTIAN"が始まった。名古屋公演は少ない人数ながらも男性が多かったので結構迫力のある声になっていた。大阪公演は人数が多い為かなりの声量が出ていたのではないかと思う。

本編終了後、名古屋では「ソーナータ!ソーナータ!」のなんともアヤしいSONATAコールが起こった。 りっちぃ、このコールが大変気に入り、大阪でも起こしてみようと2回ほど「ソーナータ!」とやってみたのだが、誰も反応せず、大阪では「オイオイ!」コールしか起こらなかった…残念。

アンコール時、トニーがまず現れて、右のお立ち台に登って「オーオーオー…!」と難しい節を付け歌い、右側オーディエンスもそれに続く。次に左のお立ち台でも同じ事をやり、最後にステージ中央で全ての観客に節を歌わせる。

「フィンランドの国家を一緒に歌おう!」と言うトニー(Vo)。難しいメロディ(ってか誰も知らない…)の国家をトニー(Vo)の後でハミング?する私達。
むっ、難しすぎる。
ここは、大阪ではトニーの独唱になっていて、どちらも体験できた私はシアワセモノだなと思った。もちろんトニーの歌は絶品!冬のオリンピックでトニー(Vo)がフィンランド国家を歌う日もそう遠くないかも??

このあとエリアスが紹介され、曲は"My Land"。もうお馴染みの観客の大合唱「オーオーオーオオオオーオーオー!!!」で始まる。キターーー!!って感じ(笑)やっぱりこの曲、ライヴで聴くの楽し〜い!
大阪では"My Land"の前、トニー(Vo)が観客を右半分と左半分に分け、右の観客には「リ〜ンリ〜ン」と言うように指示し、左の観客には「モシモシ」と言わせていた。前回のツアーでもあったこの掛け合い。もしや、これは大阪限定ライヴVerなのかも??それにしてもどーしてー??

"My Land"のライヴVerは最終パートがかなり長くなる。これまでとはアレンジも替えられているようだった。

トニーが謎の言葉、”アラサノミッダ(?)”と言い、「??」と思っていると、「その意味は"Don't Say A Word"」と告げ、RECKONING NIGHTアルバムからたった1曲"Don't Say A Word"が演奏された。曲中、トニーもマイクスタンドをギターに見立て、エリアスの隣で一緒にプレイする場面もあったりした。

「次が最後の曲だよ。」演奏されたのは、"The Cage"。大阪では、「ニューアルバムのツアーでまた来るよ!」と言い、「FXXK!」を連発。トニー(Vo)も観客の熱狂ぶりに我を忘れて(?)いたみたい。エリアスのギターソロでの凄いプレイには舌を巻いた。"BLACK SHEEP"といい、この曲といい2ndの曲はかなり弾き込んでいるらしい。名古屋では遠慮がちだったエリアスも、大阪ではリラックスしてきて、すすんでステージ真ん中に歩み出てプレイしたりもしていた。

大阪の観客の中には、"Don't Say A Word"と"The Cage"演奏時、ダイヴを決行する輩も現われ驚いた!!
(どうやらフィンランドから駆けつけた?ファンだったようだ。)

本当にこれが最後の曲、"VODKKA"。「♪タノシィ、ウオッカァ!」と聴こえるのだが(ホント?)。このジョークソングは温かみがあり、みんなで歌ってると彼らにすごく親しみを感じる、と同時にもうライヴもそろそろ終わってしまうんだなぁという気持ちになってくる…。

彼らとの夢のような一夜ももう終わり。ラストはトミー(Dr)も前に出てきて、5人並んで肩を組み繋がってお辞儀をし、ご挨拶。
大阪ではこのあと、前回来日時もやったように、5人繋がったまま、ステージ後方に引き下がり、また前方に戻ってきたりもしていた。
今回は走ってはいなかったけれど。
ショウのエンディングに流れていたのは、オープニングと呼応するような静かな曲。「アリガトウゴザイマシタ、ナゴヤ(オオサカ)!」と言い残し、素晴らしいショウを魅せてくれた5人の楽人はステージから去っていった。


S E T L I S T♪(名古屋、大阪共通)

01. INTRO〜IN BLACK AND WHITE
02. PAID IN FULL
03. VICTORIA'S SECRET
04. FOR THE SAKE OF REVENGE
05. 8TH COMMANDMENT
06. TALLULAH
07. FULLMOON
08. CALEB
09. BLACK SHEEP
10. IT WON'T FADE
11. GRAVENIMAGE
〜guiter solo〜keyboard solo
12. SAN SEBASTIAN

〜encole〜
13. FINLAND NATIONAL ANTHEM
14. MY LAND
15. DON'T SAY A WORD
16. THE CAGE〜VODKAA


2007年07月28日作成


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