HIM 降臨! LIVE IN OSAKA
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HIM 降臨! LIVE IN OSAKAHIM @ 心斎橋クラブクアトロ 2006/03/18 Sat2006年3月18日(土)、残念なことに今日は雨。ライヴに行く日に雨が降るなんて〜。ちょっとブルーな気分で自宅を後にした。 りっちぃが会場に着いたのは午後4時30分ごろ。5時開場だと思っていたので、ちょっと遅くなっちゃったー、と思っていたのに、結果的には会場は5時30分前くらいだったので、全然早かった(笑) 今日も1人観戦なので、ボーっと階段で開場の時を待つ。寒いので腰が痛くちょっと辛い。。(すでにオバモード(悲)) そのうちに、奈良から来たという隣の人と話したりもしていた。 その人は今回が、HIM のライヴ初で、しかもロックのライヴが初めて!!という人でびっくり。というか感動! あぁ、ライヴが初めての人なんだ〜、きっとすごくドキドキしてるんだろうなぁ。と、自分の古の記憶をたどってみる。 私が「今まで100回以上ライヴに行ったよ。」とか話すうち、「どんなライヴに行ったんですか?」と聞かれて、 「SKID ROW」と答えると、「???」 どうやら、SKID ROW、過去のバンドになりつつあるらしい。 なんとかせねば!! 今日のライヴのポイントを聞かれて、「とにかくヴィレの声を聞いてください。」と言ってみた。(本音だよ) 「大先輩の言うことなので、参考にします。」だって〜。なんだかちょっと嬉しい?それから会うことはなかったけど、HIM のライヴ、きっと楽しんでくれたと思う。 「ライヴが病みつき」になっちゃうんじゃないかな、また何処かで会うかもね。 ------------------------------------------------------------------------------------- 会場に入るとフロアはもう7割方埋まってる。男女比はやっぱ女性が多いかな。男性モッシャーも少しいそうな気も。。 いつもはステージ向かって右側にスタンバイするりっちぃだけど、今日はなんとなく左側に行ってみる。でも結果的には右の方が良かったかなぁ?(ギタリストもキーボードも右だったし) ステージ後方には彼らのシンボル、「ハータグラム」が床から半分隠れたままバックドロップに浮かび上がる。赤い色も使われているので、情熱的なイメージ。銀の燭台がスピーカー上に、左に2本、右に1本、設えてある。いかにもゴシックって感じだ。どんなオープニングになるんだろう。。 ライヴ前に会場に流れている曲は始めメロウなスローナンバーで、やがて不穏なムードの音になって来て…。 その後は、中近東風の音楽、これは女性ヴォーカルの歌だ。太鼓の音がライヴ前の胸の高まりと同調し、興奮が高まってくる…。最後は低音の男性ヴォーカルの歌。これも独特のムードを持った曲だった。メンバーがファンなのか?? そして、ギターのイントロに導かれ、ライヴが始まった! 「…このメロディは!」。他のメンバーが登場後、ステージ上にタバコをふかしながらヴィレ登場!!ヴィレはニット帽にサングラスをゴーグルのようにセットし、いかにも寒い国の人、っていう印象だ。すごく似合っててカッコいい〜。 曲は、これがまさか一発目とは、、"RIP OUT THE WINGS OF A BUTTEFLY"! この展開には、度肝を抜かれた。 ヴィレは、左指にタバコを挟み、その手を広げて熱唱する。もちろんサビでは、みんな大合唱! りっちぃはステージから遠いもののフロアに居たので、ヴィレの表情が良く見える。ホントににこやかで嬉しそうだ。 ちょっと親しみ安すぎるんじゃないの?と思うくらい(笑)ヴィレは観客の顔を見回しながら歌うのでなんだか途中何度も目があったような錯覚(!)に陥ったりして。 2曲目は"RIGHT HERE IN MY ARMS"。 この曲もとてもノリのいいナンバーで、ベストにも収録されていたから、コーラスーパートでは観客は拳を挙げて大合唱!!ギターソロもすっごくカッコいい。バンドの演奏も安定しているし、しかも音のバランスが良くて、聴かせるバンドだなぁと感じた。 この観客の盛り上がりにヴィレは、「ドモアリガト。」と応える。 照明が青系から、赤に切り替わり、次の曲は"SOUL ON FIRE"。 この曲のキャッチーさも前曲に負けてはいない。とってもキャッチーだ。 「皆で一緒に歌える。」楽曲を多く持っているバンドはやっぱりライヴの盛り上がりが違うなと思う。 緑色の光に彩られ、始まったのは"WICKED GAME"。これも生で聴くとまたすごくいい感じ。青い光が緑色の光 と混ざり、ステージもますます美しく彩られてくる。 曲の最後にヴィレが「ドウモアリガト。」と日本語で。この声が渋い〜。う〜、なんだかシビレる〜。※The 69EyesのVoの声は普通だったものね。。 MCでもヴィレは沢山語ってくれたけど、英語の全く分からないりっちぃ(これ書くの何度目?)。意味がわからず、ここに書くこともできない。。。最近の若い人はちゃんと分かってるんだよね、ホントに羨ましい…。。 上衣を脱いだヴィレ。黒ジャケットの下も黒Tシャツ。首には黒いスカーフ。他のメンバーも黒いTシャツを着ていたみたい。ベースのミゲはハンチング帽を目深に被ってて、とてもよく似合ってた。ギターのリンデは見事なドレッドヘアだ。少ししか見えなかったけど、キーボードのバートンも帽子を被ってた。意外に彼はイケメンみたい。(しっかり見てるじゃん!)ドラムスのガスは、ほとんど頭しか見えませんでしたっ!!(たぶん黒T?) 5曲目は実は知らない曲で、集った観客の中にもあまり知ってる人は居ないみたい。きっと私が持ってないアルバムの曲なんだな。残念。。 MCでヴィレが「…DARK LIGHTの曲だよ。」と語り、あっ、これは知ってるよ。赤と白のライトに包まれて始まったのは"BEHIND THE CRIMSON DOOR"。会場はもの凄い熱気で暑い。 ロングスリーブTシャツで来てしまったことを、激しく後悔するりっちぃ。あ〜っ、Tシャツにすれば良かった〜。 後悔しながらも、どの曲もホントに上手く演奏してるし、ヴィレのヴォーカルも力強く素晴らしい。凄いバンドだな、HIMって、と思う。 "YOUR SWEET 666"は今のところ一番好きなナンバー。 ライヴで聴けてよかったぁ〜。途中ヴィレの「Crap Your Hands !」の掛け声で皆で手拍子をしたりした。でもホントはもっと盛り上がる曲かと思ったんだけど。思ったよりは盛り上がらなかった気もする。。 ステージから一端メンバー全員姿を消し、ブレイクタイム。。※実はキーボードの調子が悪かったんですね、この時は全くわかりませんでした。 少し待ち、またメンバー登場。ヴィレのMCでは、「ROMEO & JULIET…」というようなことを言っている。曲は、"JOIN ME"。この曲ってロミオとジュリエットの曲なの?タバコをふかしながら歌うヴィレ。とてもくつろいで余裕たっぷりで、若いのに貫禄まである、スターって感じ。 自国では「国民的バンド」だものね。こんな小さな会場で、彼を拝める私たちはなんて幸せなんだろう!! 曲が終わって、観客が「みず〜。」と口に出す。ヴィレは観客の頭上にに水をまいてくれるのかな。と思ってたら、ボトルのまま2本も前方のファンにあげた。気前いいよね。※どうやら、観客に、「みず」という日本語を教えてもらっていたようなのでした。 "KILLING LONELINESS"は、新作「DARK LIGHT」からの2ndシングル。コーラスパートでは、ヴィレは前方のファンの女の子にマイクを向ける。「きりんろんりね〜す!!」と元気いっぱいに応えるファン。これが大いに気に入ったようで、何度も彼女にマイクを向けていた(笑)。大阪ならでは?のユニークな展開(?)だった。 大阪の観客との掛け合いはまだ続き、「ヴィレー!」の声に、「はいッ!」と答えるヴィレ。なんだかとても大阪ちっくで良い感じ〜。だから大阪のライヴって楽しいのよねー。 ミゲのベースが低くうねると、"RAZORBLADE KISS"が演奏された。う〜ん、このバイブ溜まんな〜い。缶ビール?を一口あおり、歌い出すヴィレ。地味な印象のナンバーだけど、この曲も割りと好きな部類の曲で、聴けば聴くほど味が出る曲だ。この曲のグルーヴは心地よいなぁ〜と体感。 ヴィレのMC。「…誰か結婚してる人はいないか?」の呼びかけにフロア後方中央の夫婦が手を繋ぎ、繋いだ手を上方に挙げた。 何の曲が始まるんだ?と思ったら、"IN JOY AND SORROW"だった。ヴィレの低音の魅力が光るナンバーで、ぐっときた。 そういえば、ヴィレの声ってアルバムで聴くより、ずっと低いとふと気づいた。 ギターのリンデがヴィレに紹介された後、ヴィレの謎のMC。「キョンシー」って言いながら笑ってる。意味が全くわからないよー。 そして、キーボードの「♪タラララタラララ…」のイントロで、"VAMPIRE HEART"がスタート。キョンシーとヴァンパイアか、なるほど(?)。 曲中、ヴィレが何やらベースのミゲに耳打ちしていた。 "POISON GIRL"の始まりは、ライヴではア・カペラだ。ヴィレの歌に続いて、観客にヴィレが「ポイズン・ハート!」とコーラスさせ、曲が始まる。フロアの天井では、ミラーボールがキラキラ光り回転している。この曲もわりと人気のあるナンバーみたいで、観客は嬉しそうだった。(かくいう私も) ドラムス・パートや、キーボード・パートもライヴでは、用意されていて、それぞれ際立ったプレイを聴かせてくれる。 甘美に始まったキーボードがだんだんと調子っぱずれの音になっていき…。観客の笑いを誘うと、次の曲は"THE SACRAMENT"。 何故か、この曲で恐れていた「モッシュ」が始まった。どーして、この曲でモッシュが始まるの〜?、今でもよく分からない。とにかくわざとぶつかってくる。自分だけ良ければいいの?って感じ。正直呆れた。もちろん、モッシャー必至の暴れ系ライヴもあるけど、でもHIMはそうじゃないはず?? 気を取り直して… アンコールは、"THE FUNERAL OF HEARTS"。前方右の方の観客はこの曲を良く知っていて数名が歌っている!! まったく、すごいな。 ニューアルバムの曲、"UNDER THE ROSE"。ここで持ってきたか。 またまた凄いモッシュが始まる。「アンダー・ザ・ローズ!」は皆の大合唱!りっちぃも叫ぶ。モッシュ野郎を避けながら(爆) オーラスは、彼ら自身の楽曲ではなく、彼らが敬愛するサバスの曲。悲しいことに良く知らない曲だから、なんだかわからないうちにライヴが終わってしまったのだった。。 ライヴを見終って……。 サマソニで観た時以上にインパクトがあったし、HIM の魅力が炸裂してました。Voのヴィレがあんなにフレンドリーすぎるくらい、フレンドリーで、なんだか拍子抜け(?) レポにも書いたけど、途中何度か目があったんじゃないかな?なんて。 バンドもとても仲が良さそうで、好感が持てました。やっぱりチームワークが良いから、あれだけ見事なアンサンブルが奏でられるんでしょうね。ヴィレが他のメンバーを凄く信頼している感じがステージからも伝わってきました。 確かにステージ上では動きの激しいバンドではないけれど、あの存在感はすごい。 こんな小さな会場で観るのは今回が最後で、今度の来日時には、もっと遠くから彼らを観る事になるんじゃないかなぁと思いました。
S E T L I S T♪
01. RIP OUT THE WINGS OF A BUTTERFLY 02. RIGHT HERE IN MY ARMS 03. SOUL ON FIRE 04. WICKED GAME 05. IT'S ALL TEARS (DROWN IN THIS LOVE) 06. BEHIND THE CRIMSON DOOR 07. YOUR SWEET 666 08. JOIN ME 09. KILLING LONELINESS 10. RAZORBLADE KISS 11. IN JOY AND SORROW 12. VAMPIRE HEART 13. POISON GIRL 14. THE SACRAMENT 〜ENCORE 15. THE FUNERAL OF HEARTS 16. UNDER THE ROSE 17. BLACK SABBATH 2006年03月26日作成 |