りっちぃの音楽ざんまい---------------◆ りっちぃの音楽ノート ◆
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あっ、みつかっちゃった。これからもよろしくm(__)m

モトリー・クルーの想ひ出

  なにはともあれモトリーである。このバンド、初めて見たのは当時毎週見ていた「SONY MUSIC TV」だった。「ルックス・ザット・キル」のPV。いやー、一発でヤラれたね。というかそんな簡単なものじゃないくらい、モノ凄い衝撃だった。まだロックを聴き始めて間もないころだし。
黒いレザーに身を包んだメンバー。メイクもケバイし、髪もツンツン。おまけに囚われの美女となにやら妖しい雰囲気。ペンタグラムのサインが出てきたり悪魔的な映像は退廃的で危険な香りがプンプン。「げぇーっ。こんなバンド観に行くようになったら私もおしまいだな。」と本気で思ってた。(笑)

  その後、彼らは最高傑作にして全米初のNo.1アルバムとなった、「DR.FEELGOOD」を発表。ラジオで聴いた曲があまりによかったので、すぐさまCDレンタル屋に行き、レンタル。これがモトリーのアルバムを聴いた最初の1枚になった。
TNTの破壊的なイントロダクションに始まり、1曲目アルバムタイトル曲「Dr.Feelgood」、2曲目、「スライス・オブ・ユア・パイ」はスライドギターの音色で始まるモトリーにしては軽めの曲。(聴いているとモトリー節になってくるんだが)「ラトルスネイクシェイク」はちょっとファンク調のナンバー。そして4曲目「Kickstart Myheart」。いきなり心拍数が上がってくるようなド迫力のオープニングは、すさまじい!!
  いまだにこの曲以上に迫力のあるオープニングってないんじゃないか。
つづく5曲目、「ホーム・スィート・ホーム」を凌ぐ珠玉のバラード「ウィズアウト・ユー」。本当に美しい曲だ。アルバム最後の方では、ミドルテンポが心地よいわりとポップな曲調の名曲「ドーント・ゴー・アウェイ・マッド」が聴ける。でも、ここで聴くモトリーは全然マッドじゃなくマットーになった感じ。(その辺を寂しがるモトリーフリークは実は多いかも)
エンディングはしっとりと聴かせる名曲、「タイム・フォー・チェンジ」でしっかりと締めくくられる。(この曲のバッキングコーラスを努めているのはSKID ROWだったりする)
  捨て曲は一切なく、モトリーのバンドとしての力が最高のボルテージで炸裂した「濃いー!」アルバム。

  このアルバムを聴きすっかりモトリーが好きになってしまった私。ついに生モトリーを見るチャンスがやってきた。前述で「こんな…」と書きながら、自分でもびっくりしてしまったが。人生おしまいどころかこれがロック人生の本当の始まりになったのかもしれない。

  1990年、5月。来日。私にとってはモトリー初体験(初体感?)。運悪くスタンド席になってしまったが、返ってステージがよく見えるかと開き直る。いよいよコンサート当日。高まる興奮。アドレナリンが逆流してくる。会場が暗転し、Dr.FEELGOODのアメリカンな絵の垂れ幕が床に落ち、メンバー登場!!いきなり演奏されたのは「キック・スタート・マイハート」だ。充実した演奏が観客を沸かせる。この時のオープニングの華やかさは今でも眼にしっかり焼きついている。トミー・リーのスティックさばきもヴィンスの声もビデオのままだ。いやビデオより断然いい!!ヴィンスの声はライブでより艶をまして聴こえてきたし、トミー・リーのスティックさばきはダイナミックで華麗だった。ニッキーシックスはクールガイだし、ミックマーズは、不思議な存在感を漂わせていた。ショウそのものは、正に極上のロックンロールショウだ。レーザー光線などのハデな仕掛けもさることながら、なによりも4人が一丸となって繰り出していくヒット曲のオンパレードに観客は酔いしれ、感動を共有した。メンバーはドラッグを絶ったせいか、健康そのもので、眩しいくらい輝いていた。

  が、それから2年後、信じられない展開になった。「ヴィンス・ニール、モトリー・クルーをクビ!」の寝耳に水のショッキングなニュースがラジオから流れてきた。雑誌に載ったのか?どっちでもいいか。とにかく今までどのバンドのメンバーチェンジや脱退のことを聞いてもそれほどショックを受けなかったけど、この時は違った。

  「モトリーからヴィンスがいなくなる…。。。」

  バンドはオーディションで新しいヴォーカルを決めた。スクリームのジョン・コラビだ。バンド名も初めて聞くし、もちろんまったく知らない未知のシンガーだ。
そして、やがて新しいヴォーカルでアルバムがレコーディングされ、シングルカットされた曲は、「フーリガンズ・ホリディ」だった。
  一聴して「これは、モトリーではない!!」と激しい反発を覚えた。きっと当時もほとんどのロックキッズはそう思ったろう。

  そんなモトリーの再出発を最初は横目で見ていた私だったが、来日が決定し、チケットが売り出されると、やっぱり「新生MOTLEY CRUEを見届けよう。」と、チケットを手に入れた。

  来日もいよいよ目前に迫ってきて、アメリカではMTVのニュースで「MOTLEYのチケットの売れ行きが伸びず、ツアーもキャンセルされた。」と報じられているという記事が雑誌に載ったりした。

  それを聞いて、「やっぱりヴィンスがいなくちゃね。」と心の中でつぶやいていた私。

  1994年、10月3日(月)。場所は前回と同じ大阪城ホール。前回と違い今度はアリーナでメンバーを拝むことができた。確かにコラビはニューアルバムの曲は歌えていたが、過去のヒット曲は…。残念ながら肝心のサビの部分が歌いきれなかったり、違う曲にしてしまったりと、私はすっかり失望してしまった。
ヴィンスとジョン・コラビの声質は正反対ともいえるくらいあまりにも違いすぎたのだ。
結果的にこのライブでは、もう一度ヴィンスの声が聴きたいという悲痛な願いだけが宙をさまよっていた。

  そして、ヴィンスはこの後'97年にモトリーに戻ってくる。クラブでのライブもしたが、東京だけだし、観に行かなかった。そしてまた今年、今度はドラマーのトミー・リーが脱退!!ヴィンスも現在はモトリーよりソロ活動の方を優先している状態。

  どうなってんだか。ともかくあれ以来、モトリーのライブは観ていない。私にとってのモトリーはDR.FEELGOODで終わったのだ。


2003年10月24日



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